感動!

2012年5月18日 by 衣瑠花

先月の‘速読講座’を受講して以来、より読書が楽しくなってきた衣瑠花ですicon_razz.gif

最近‘奇跡の教室’という本を読みました。

伝説の灘校国語教師の橋本先生と彼の教え子たちをめぐるお話なのですが、
先生が赴任当時は、公立校のすべり止めとみられていた学校で
教科書を一切使わず1冊の薄い文庫本を3年間かけて読み込むという授業を
行った結果昭和43年卒業生が、
東京大学合格者数日本一という偉業をなしとげる。

この本の中でこころに残った言葉を紹介します。

‘すぐ役に立つことはすぐに役に立たなくなる’

‘ 一緒に「銀の匙」(教材に使った文庫本)を読んだ生徒がねぇ、
還暦を過ぎても、みんな前を向いて歩いている。
それが何より嬉しい。「結果」が出て、良かった’

戦後(昭和25年)当時教科書を一切使わず1冊の薄い文庫本を
3年かけて読むという前代未聞の授業を行うに際し、
「結果がでなければ 責任をとります」
と覚悟を決めて臨んだ授業の‘結果’が
‘進学実績をあげること’でなかったと知ったとき
これが‘ほんものの教師’でこれがほんとうの教育’
ではないかなと感じました 。

速読とは相反するような‘スローリーディング’ですが
どちらもアプローチが違うだけで
‘人生を豊かにしてくれるもの’
という印象ですicon_wink.gif

気が向かれたかたは是非読んでみてください。

 

 

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