いよいよ着工です!
築100年越えのお住まいの一部を再利用した
新築工事がスタートします。
先日、長きに渡って暮らしを共にされて来ましたご両親さんの「斧入れ儀式」を
皮切りに解体の着手となりました。
解体の準備で、荷物の整理をしていると懐かしいものが出てくる事はよく聞きます。
こちらのお客様のお宅から出てきたモノといいますと・・・
明治時代の時に建てた時の図面が出てきました!
薄く大きい紙に筆で書かれた文字、寸法は一切記入なし!
最近の図面は寸法だらけですし、寸法が無いと施工できない・・・・
100年前の図面は比べ物にならないくらいにシンプルで、見やすい図面でした。
寸法が無くてもしっかり施工され、
そして100年以上も暮らしを支えてきてるじゃありませんか!
住まいは図面で建つのではなく、建てる「人」の思いで建つんです。
施工するにあたり、多くの作業は図面の作成や訂正に
時間や費用を使っていますが、
本当は、そんな作業必要ないのでは・・・
本当に大切なコトとは何?
色々と考えさせられ、気づかされた一枚の図面でした。
実は今日、仕事帰りの車の中で男桜さんと同じ様なことを考えていました。
私は生まれてから今までに4軒の家に住んできました。もちろんの事ですが、どの家にも思い出があり、喜怒哀楽がありました。今度道下工務店に家を建ててもらったとしたら5軒目の家に住むことになります。
自分にとって家は何の為にあるんだろう・・・私が自分の家に求めるもの・・・それは「自分がくつろげる場所」であってほしいと今日は思いました。
住まいとは「自分がくつろげる場所で、建てる人の想いで建つもの」であるとすると、図面もいらなければ、広いLDKも全く必要ない。ましてや多額のローンをかかえることも必要ないのでは・・・。
いやいや!そんなことはありません!私にとって「家をつくる」意味は大いにあります!!!
「本当に大切なコトとは何?」
あれこれいろいろと考えていた帰り道・・・普段使わない脳みそをフル回転させたので明日は知恵熱が出そうな道下ブログマニアのYodaでした(笑)