世紀のリノベーション第3話

2014年4月10日 by ジャック

4月1日工事スタートていますT様のリノベーション工事は、お客様の協力を頂きながら現在解体工事がほぼ終了した状態まで進んでおります。

これから家づくりを考えておられる方の参考になるはずと言うことで、T様には無理を言って今回の工事をさせて頂くに至ったいきさつと想いを教えていただきましたので、是非参考にして頂ければと思います。

ということで、第3話をお届けさせていただきます。

 

<第三話>地元工務店探しの極意

リノベーションをすると決めたら費用はいくらかかるのか知りたいものです。そこで、私なりに業界を分類すると大手住宅メーカー、ローコスト住宅メーカー、地場工務店、リフォーム店と4つに分けます。

その中で、利幅が大きい大手メーカーは没。チクチクシックハウスなローコストメーカーも没です。リフォーム店も今回の間取り変更を伴うリフォームには不向き。よって、ターゲットを地場の工務店に絞りました。今は便利な世の中で、インターネットで検索し、各社のホームページで完成写真を見て、気に入った会社に資料請求をしました。これで自動的に完成見学会の案内やモデルハウスの来場の誘いが届きます。

一方、本屋では家の間取りや快適さについて立って勉強しました。その最大の要因である内装材については結論が出ていて、「家は無垢と漆喰で建てなさい」、裏返せば合板とビニールクロスを貼ったシックハウスな家は建ててはいけません!という忠告です。

もっともこの素材を用いた工法・手法は、地元工務店が得意としている分野でどの工務店も大差ありません。

但し、デザインはセンスと経験ですから、演歌の聞こえる古民家風か、J-POPが聴こえる和風モダンか、どちらの客層の家を得意としている工務店かを知るために完成見学会やモデルハウスを多数見て回りました。我が家はニュータウンにあるので、当然和風モダンな家づくりを得意としている工務店にターゲットを絞ります。

ところで、見学会で必ず聞くのは「この家の冷暖房はどのようにしておられますか?」という質問です。

暖房は床暖房機や蓄熱暖房機を採用している工務店もありましたが、冷房はどの工務店もエアコン任せです。

内装材や間取りの変更で生活の快適さを求めても、気候のいい春や秋はいいのですが、夏と冬にエアコンで人が本当に快適と思える住環境を作り出せるのか疑問を持ち始めました。というのも夫婦共にエアコンの風に当たるのが嫌いで、今までエアコンを使わずに夏の暑さに耐えて生活してきたからです。

そんな中、道下工務店だけがエアコンではない冷暖房システム導入を提案してきたのです。

これが、「光冷暖房システムとの出会い」の始まりです。

 

<追記>

やはり、施工工務店を決めるには見学会やお店を訪問した時の社員の印象や仕事ぶりの良し悪しを第一に考えることは言うに及びません。

これから見積もり-施工-メンテナンスとお互いに無理を言わなければいけない長い付き合いになるわけですから、うまが合う人と会社が何よりです。

 

現在解体工事中です。

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第4話:光冷暖システムとの出会い

第5話:快適と健康の追求

第6話:設計コンセプトの肝

第7話:アンチエイジングな家

 

T氏プロフィール

昭和56年 兵庫県から宅地分譲地を購入し、翌年三田市内の工務店で新築する。

これを期に神戸市から三田市に移り住んだ三田歴32年のニュータウン1号族。

60歳を前に築30年住宅の活用方法を『快適と健康』に的を絞ったリノベーションを立案し、この度の改築プロセスと効果について公開することを思い立つ。

本業は土木・電気・管工事の設計監理業務

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